【読書感想】RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる
今回の文献
今回読んだ本はこちらです。
- 作者:デイビッド・エプスタイン
- 発売日: 2020/03/26
- メディア: Kindle版
本の概要
本の概要をざっくりであるが、箇条書きでまとめる。
主題としては早期の専門特化に意義を唱え、様々な経験を通じて専門を見極める「遅めの専門特化」を説いた文献でした。
※事例が長くて結構本のボリュームがありました。
- 専門特化するよりも多様な分野の知識を身につける方がいい
- 早期から専門を絞るのではなく、様々な経験を積み、後に専門化することがいい
- 多くのスポーツ選手や発明家が実際知識(レンジ)を持っている
- 分野横断的なスキルを身につけることができるのはAIにはできない人間の専門能力である
- 別のカテゴリーの知識が柔軟な発想に繋がる
- 様々な経験を積んでから自分の専門を見極める「遅めの専門特化」を推奨している
まとめ・感想
自分も元々大学まで全く別の分野からエンジニアになったため
非常に考えさせる内容でした。
スキルの蓄積が短いため、年齢的にも専門をとにかく特化させないといけない状態であるが、特に若い世代からいろんな経験をしておくことは必ず必要なことだと思いました。
無駄かもしれない分野が実は自分にとっては楽しく、よく吸収できるので その分野をより専門にしていくという判断ができるのが大学の卒業までではないかと考えました。
学生への教育もそういった様々な経験ができる時間であって欲しいと
思いました。
学生世代に限った話ではなくて、100年時代と言われる現代の社会人に
とっても関係ある話で、様々な分野の職種や業種に携わることをいかに
自分の専門分野に当てはめて自分の付加価値を高めるかは
自分にとってもこれからの課題になりうるだろうと考えました。